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猫を飼う女優、笠木泉のブログ

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『五人姉妹』

ミクニヤナイハラプロジェクトVol.4「五人姉妹」

作・演出・振付:矢内原美邦
音楽:中原昌也
衣装:スズキタカユキ
出演:稲毛礼子/笠木 泉/高山玲子/三坂知絵子/光瀬指絵/山本圭祐
日時 2009年6月25日〜28日
25日(木) 19:30開演
26日(金) 19:30開演
27日(土) 14:00開演/19:00開演
28日(日) 14:00開演
会場 吉祥寺シアター
料金(全席指定席)
前売3200円/学生2700円(プリコグのみ取り扱い)/当日3600円

その他の出演情報については「その他のお知らせ」をご覧ください。

疲れ/必ず/生命力

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休んでいました。千秋楽が終わった次の日は朝10時に起床しあれ意外と元気じゃん私と掃除したりしたり映画を見に行ったり活動的に過ごしたのですが、火曜日、昨日ですね、昼間はやはり所用を済ませる為に街に出たのですが、いきなり「どーーん」と何かがやってきました。疲れです。歩きながらまぶたがどんより重くなって足がずきずき痛んで呼吸も何だか浅くなって・・・・。月曜日はきっと本番のテンションをひきずって過ごしていたのでしょうね。火曜日に本物の疲労困憊、何も済まさないまま家に帰って1時間だけ眠った。この季節の昼寝はちょっと肌寒い。

夜、銀座で某ミーティング。疲れていたけど、話をしていたら元気になった。

さらに深く夜、ピナ・バウシュが亡くなったと知る。死なない人はいないのだが、死なないでほしい人はいっぱいいる。昔。新宿文化センターで「緑の大地」「春の祭典」を見た。舞台上にある空間があまりに大きな世界で驚いたのを覚えている。舞台表現の持つエネルギーを浴びて、確か涙が止まらなかったんだ。すごい体験だったなあ。アルモドバルの「トーク・トゥ・ハー」の中で踊る「カフェ・ミュラー」は美しくて悲しくて、大きく印象に残っている。あまりに偉大な存在で、そういう人は「死なない」気がするのだが、やはり命は必ず終わってしまうのだなあ。うまく言えないんだど、こういう時に感じる寂しさは噛み締めるしかない。

ちなみに月曜日に見た映画はウッディ・アレン「それでも恋するバルセロナ」。いつまでもどこまでもどうしようもない恋愛を撮り続けるエロおじいちゃんの生命力!アカデミー賞助演女優賞を受賞したペネロペ・クルスが、あまりに迫力あり過ぎでお腹壊しそうになった。胃壁にがんとくる演技。ペネロペさんをアルモドバルの「オール・アバウト・マイ・マザー」で初めて見た時、「何て可愛らしい・・・!」と感動した日はもう昔。わあ、女は進化しつづけるってこういうこと?

「五人姉妹」終了

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「五人姉妹」終了しました。ご来場頂きました皆様本当にありがとうございました。

多くの方に感想をいただき大変励みになりました。皆がそれぞれの考えで言葉で熱っぽく語ってくれた感想が本当にありがたかった。その言葉ををずっと大切にしようと心から思いました。

稽古中はいろんな局面で心が折れそうになり、半ば冗談で「もう無理だ!」と口にすれば、他の共演者が「わたしも無理よ!」「わたしだって!!」と声を出し、結局皆で頑張ろうみたいな励まし合いをして一ヶ月半を乗り切った感じで、もちろんこのメンバーでなければ「五人姉妹」を作る事はできなかったろうと思います。共演者の皆に心から感謝します。稽古で常に私たちを引っぱってくれた稲毛礼子、長文メールと超どうでもいい会話の応酬でいつも励ましてくれた光瀬指絵、いつも私に新しい考えを提示してくれる三坂知絵子、そしてあまりに共演回数が多くて(彼女曰く、高山舞台歴の約8割に私が顔を出しているらしい)空気のような存在の高山玲子、そして女子の中でたった一人、時に窮屈な思いもしただろう山本圭祐くんにもたくさん助けてもらいました。山本君は汗をかきすぎですが(見た方はわかると思うのですが、山本氏の汗量は常識を遥かに越えております)、いいやつです。皆に心から感謝します。

そして作/演出の矢内原美邦さんとも濃密な時間を過ごしました。美邦さんの身体を知り、言語を知り、苦悩を間近で見た。身が焦げるような時間でした。一緒に壁を感じ、一緒に悩み、はじけて、しぼんで、また復活して、次の瞬間あまりにどうでもいい話で盛り上がって。美邦さんはとても優しい人で、いつも私たちを気遣ってくれた。役者たちを叱咤して前進させてくれる。絶対に大丈夫だと口に出して言ってくれる。もっと努力をしろと立ち姿が語っている。私は今回の美邦さんのその姿をずっと忘れないでいようと思います。

小屋入りしてからは変更につぐ変更につぐ変更で、役者のみならずスタッフの皆さんも本当に大変だっただろうなあと思います。最後には皆「同志」的感情さえ生まれ、ねぎらいの嵐。本当に皆様ありがとうございました。あと、やはり今回非常に大きかったのはゴットハンド及川先生の存在。私の痛めた足を触ってくれて治してくれて本当にありがとうございました。スタッフの皆さんと及川先生のおかげで舞台に立てたと思っています。

私は日頃自分の出演した舞台に対してそんな風に思う事はないのですが、皆で作ったこの作品のことを初めて「自分の、あるいは自分たちが産んだ子供のようだ」と思いました。もちろん個人的には反省もたくさんありますが、とにかく皆無事に本番を迎える事が出来た。「ああ、無事に産めてよかったなあ」と思ったのです。

ああ、終わりました。終わったよ。いろいろ考えたい事もありますが、ひとまず終わりました。次に進みたいと思います。最後にもう一度、見に来て下さった全ての方、応援して下さった全ての方に感謝します。ありがとうございました!

初日、あけました

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「五人姉妹」、無事に初日終了しました。たくさんのお客様にご来場頂きありがとうございました。楽日まであっと言う間ですが全力でやります。チケット僅少、是非見に来て下さい!

たくさんのお客様。アフタートークに出演して下さった宮沢さん、白水社の和久田さんを始め、桜井圭介さん、そして準備公演から見てくれた鈴木慶一さん、八谷和彦さん、高橋明大監督、相対性理論のメンバー、役者のいせゆみこ、boku-makuhariの岩崎くん、歌姫松倉如子、はえぎわのノゾエ征爾くん、「パンドラの匣」で一緒だった原陽子ちゃんと瀬戸夏実ちゃん、相馬くん、「シャーリーの好色人生」の佐藤央監督、小田豊さん、友達のモリカちゃん、タイちゃん、れいちゃん、Mくん、Kさん、Oさん、大学時代のサークルの後輩で今は文筆業をされているFくん、・・・・本当にたくさんの先輩知人友人が見に来てくれていろいろな感想を言ってくれた。なんというか、本当に感無量だった。今まで思いもしなかった新しい言葉で皆めいめいに感想を言ってくれる。何てぜいたくなんだ。

人の感想に触れてまた気持ちが変化する。結果として微々たるものかもしれないが、確実に演劇は毎日変化することができる「可能性」を秘めると帰り道強く感じた。またこの「五人姉妹」という舞台は特にそういう「可能性」を秘めた舞台なんだと思うのである。満員のお客様に感謝しつつ、ゼッタイ気を抜かないぞ、あと4ステです。是非見に来て下さい。

明日から「五人姉妹」

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いよいよ明日本番になってしまった。

終わらない変更の嵐の中今日強行されたゲネプロ(直前リハ)は集中力で何とか形にすることが出来たとは思う。しかしその後に出た課題を明日までには形にしたい。

今まで稽古で積み重ねて来たであろうものを信じつつ、ぎりぎりまでミクニさんと役者の皆と一緒に新しいものを作っていくべきだし、変わる事を恐れてはダメなんだと帰り道→ご飯→風呂で再確認。

今よりもっと先に進めるだろうか?と自分に問いかけると「きっと大丈夫ですよ」と誰かが答えてくれる、と勝手に誰かに励まされつつ。誰か、に向けて明日からです。「五人姉妹」是非見に来て下さい。

小屋入り

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「五人姉妹」、小屋入りしました。劇団、本谷有希子以来の吉祥寺シアターです。楽屋が懐かしい。つい、本谷の時と同じ席に座ってしまった。

楽日まで気の抜けない一週間が始まりました、とうとうこの日が来ちゃったなあ・・・という感じです。しかし昨日までの稽古はほぼ毎日テンパっていたのですがここに来て「きっと大丈夫だ」と肝がすわったのは不思議です。

舞台がとても綺麗だった。いい舞台にしよう。それはどういうことか?昨日までの稽古を信じるということだと思う。