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猫を飼う女優、笠木泉のブログ

「パンドラの匣」

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「パンドラの匣」東京公開されました。テアトル新宿です。皆様お誘い合わせの上、是非映画館に来て下さい。

昨年の初冬、宮城県で撮影されました。スクリーンから感じられるきらめきは、この土地の持つ空気の清冽さもあるのかと思います。それに川上未映子さん、仲里依紗さんの美しさも相俟ってキラキラした光を放つ映画になっているのです。撮影中は二人とも花のように存在していて、それがそのままスクリーンに映っている。試写会ではその可憐さに身体の力が抜けるほどでした。

私は「孔雀」という名の看護婦役で出演しています。美しい名前。名前は美しい。太宰治の「パンドラの匣」を読んだ人には「孔雀」がどんな人間がわかっていただけると思います。私にとって太宰は非常に愛着のある人物でして、晩年に「私は太宰治の「パンドラの匣」の孔雀を演じたんだなあ、よかったなあ、幸せな人生だったなあ」と思うだろうと予測しています。

私の個人的思い入れは置いといて、冨永昌敬監督の傑作です。映画館へ!

英語日記 8/16 プリズム

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今日の「悲しい」英文。

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My first thought when the truth was exponsed was avoid losing face.

訳:本当の事が暴露された時、私が最初に考えたことはメンツを失うことは避けなくてはということだった。

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悲しいねえ。笑えるけど。ほんと、いつの時代も人間はこんなことばっかり考えている。ドラマにしたりすると、そういう人の人生はマコトに面白い。笑えるからか。

少しずつだがこつこつ英語の勉強している。何故かまだ飽きずに楽しんでいる。必然的にテレビを見る時間が減り気分もいい。本も読みたいし英語の勉強もしたいし映画も見たいしプールも行きたいし腰も回したいしで何だか忙しいが充実といえば充実している気がする。こうやって静かに考えたりもくもくと腹筋したりぶつぶつ覚えたりする夏もいい。蓄えよう。そういえば「ショーシャンクの空」を見ました。面白かったですって今更何を言ってんだと各方面から怒られそうですね。暴力シーンはやはり苦手だが、この映画を撮るにあたり避けては通れないもんな。モーガン・フリーマンがいかりや長介に見えて仕方なかった。

寝る前に、古本屋で買った「向田邦子ふたたび」っていうまあ追悼本のようなものを読んでいるのですが、何故こんなにもこの女性は美しいのかとか強そうなのか、と考えるのが楽しい。長谷川町子の自伝「サザエさんうちあけ話」を読んで、何故こんなにもこの女性はかたくななのか可愛らしいのか、と考えるのが楽しい。ドライな女性の人生を読み、心酔するというわけではなく、ちょっと客観的に彼女らの人生の中の明や暗を考えるのが好きなようだ。自分も含めてむかつくところもいっぱいあるけど、結局女性が好きなんだな。そういえばこの間図書館で読んだ雑誌の記事で、片桐はいりさんが「淡島千景ー女優というプリズム」という本を紹介していて、文章がドライで女優っぽくなくて好きだというような解説をしていた。読んでみようと思う。


「ある光」/おめでとう!

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第5回シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション(CO2)にてシネアスト大阪市長賞を受賞した高橋明大監督の新作『ある光』が、 CO2 in TOKYO にて上映されますよ!

『 ある光 』
 
日時:6月12日(金) 21:00 〜
 
場所:池袋シネマ・ロサ
 
トークゲスト:冨永昌敬 監督(『シャーリーの転落人生』『パンドラの匣』)
 

私、「五人姉妹」の本番前だなあ。皆、是非とも見て下さい。高橋監督の誠実と優しさをスクリーンから感じてほしいと思います。「五人姉妹」で共演している稲毛礼子ちゃんも出演しております。

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昨日は共演者山本圭祐くんの29歳のお誕生日でした。圧倒的男性下位の稽古場ではありますが、年に一度のことですからと、演出のミクニさんもあわせてささやかにお祝いしましたよ。ミクニさんのブログにも書いてありますが、確かに山本君は瓶ビールを飲みまくってました。ストレス?まあ、稽古とはいえ、一日に何度も女子から蹴りを入れられていますが、どうぞ本番まで骨折しないで頑張ってほしいものです。

理解出来ない事/おじさん

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嫌いな人なんていないんじゃないかと思う。テレビの中の「い・け・な・い・ルージュマジック」には子供心にゾクゾクした。高校生のときに本家THE MONKEYSの「デイドリームビリバー」と聴き比べた。4年前に北海道のRIZING SUN ROCK FESTIVALでそのステージを見た。UAと歌っていたのはFISHMANSの「頼りない天使」だった。あのステージが今までのライブ経験の中でも5本の指に入るくらいよかった。かっこよかったし、あの声と独特のステップで歌う姿を生で感じ、瞬間にうわーって感激した。可愛らしい人だという印象もあった。寂しいなと思う。大ファンの人が、同年代の人が、そして私のように遠くから見ていた人が、皆寂しがっていると思う。やっぱりいろんな意味で国民的ロックスターだったんだなあ、って思います。

最近「死なない人はいないんだ」とよく思う。自分に言い聞かせているのかなんなのかはわからないけど、突然口について出てくるのです。でも、もしかしたら自分は最期まで「人はみんないつか死ぬ」っていう当たり前の事実を受け入れられないかもしれない。わかってはいるはずなのに心の奥深くでは理解出来ない。

今日、某映画衣装合わせ。衣装がやたら似合って驚いた。マネージャーさんも「今まで着た中で一番似合ってるかも・・・」とつぶやいていた。どんな衣装なのかはまだまだ秘密です。

頭の中「五人姉妹」がぐるぐる渦巻いております。いろいろ思い出す為に昨年の準備公演のDVDをくりかえし見ているのですが、気になるところがいっぱい出てきてつい考えてしまう。

「僕の好きな先生」が好きだった。学生時代、私はあんなおじさんに憧れていたんだと思う。たばこを吸いながらいつでもつまらそうにしているようなおじさんを好きだと言っている歌詞に何だか安らぎを覚えた。

セリフ/ナイトクルーズ/ラスト

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そうなんですよ。今私はセリフを覚えているのですよ。

明後日から「五人姉妹」の稽古が始まる。台本がNYからメールに添付されて送られてきました。稽古ってヤツは、始まっちゃえばいいんだけど、始まる前はドキドキなんですよねえ。セリフ覚えそっちのけで「ああ、稽古着新調した方がいいのではなかろうか・・・」とか、どうでもいい事考えるうちに一晩経っちゃうなんてこともしばしばで。「ああ、渕野修平さんに勧められたプロテインを買っておいた方がいいのだろうか・・・」とかね。無駄な時間ですよ、正直。まあ、でも人生の7割は無駄な時間で構築されていると誰かが言っておりましたし。誰か忘れたけどねえ。弟とかだったらやだなあ。

で、最近は相変わらずばたばたしている中、いきなりですがナイトクルージングに行きました。東京湾を船で一周しながらディナーを食べるひとときを過ごしたってわけです。何故そんな場違いなところに行ったのかといいますと、知人のご厚意によりディナーチケット券をいただいたからで、ありがとうございました。ディナーはイタリアンで、とても美味しかったのですが、前菜→パスタ→肉料理→デザートというコース料理の間に「パンおかわり自由」という悪魔が潜んでいて、私を苦しめるのでした。隣に座っていた女子6人グループは私よりもずいぶんばんばかばんばかパンを食べていたのですが、百歩譲ってパンはまあいいとして、バターをこれでもかと塗りたくっていたので、それはマズいですよあなたその塗り方だと一日3000キロカロリー超えちゃいますよと思わず忠告したくなる程だった。

海から見る東京はあまりに眩しかったです。何がエコだ!と言いたくなりつつも綺麗で怖いぐらいでした。あとねえ、ビルが高すぎるよ。そんなに高くしなくてもいいだろ。それに比べて千葉方面はかなりダークナイトで、森田健作さんの未来を暗示しているわけではないのですがしかし。それにしても海を見ると気分が高揚しつつ何故か過去を振り返る私。川辺でもすぐに「ああ、あの頃の私はあんなだったな」と無性に子供時代を思い出すが、別に幼少時代川のほとりに住んでいたわけでなし。川からしてみたらお前は何様のつもりだと言いたくなるだろう程、郷愁を感じてしまいます。水に何かを感じるんでしょうかね。

※※
ラストソングスさんが初のワンマンライブをやるそうです。五年目にして初のワンマンだって。彼らは遊園地再生事業団「トーキョー/不在/ハムレット」の本公演の稽古中に結成したんだけど、稽古の休憩中かなにかの時間にグループ名をどうしようか?って話していたら出演者や演出助手がみんなして名前の案を出してきて、くだらなくて皆で笑ったことを思い出した。演出助手の三浦さんが「あいつら、って名前にしたらどうですか?」と言ったり、俳優の岸建太朗くんが「昔ジャッキー、って名前にしなよ」とか。昔ジャッキーってどういうことよ?あと「三つボタン」て言った人もいたな。何かさ「三つボタン」って寂しい響きだよね。思い切って「三つボタン」でもよかったかもね。で、めでたく「ラストソングス」になって、あれから五年。不思議なリズムで活動を続ける彼らのライブを是非皆見に行こう。